地域の新しいゲートとなる「農の拠点」

常総市(仮称)道の駅常総設計プロポーザル応募案

茨城県常総市の田園風景に囲まれた、国道沿いに建つ道の駅の設計案。敷地の特性を活かし、アグリサイエンスバレーの拠点として、これから開発される地域の拠点としての道の駅を提案した。ここでしか実現できない「農の拠点」となる建築である。
「常総モール」と名付けた通り抜け空間は、ここに来れば【常総のすべて】に触れられる場として人々を呼び込む。「農」と親和性のつよい木材をふんだんに使い、周りに広がる田園風景を楽しめる場所をつくることで、視覚的にも常総の豊かな「農の価値」を味わえる。
また、ここは2つの川に挟まれた低地に位置するため、水害が多い地域で、2017年にも大規模な豪雨災害に見舞われた。災害発生時に市民の拠り所となるよう、段階的な防災計画を考え、地域の中で最も広く高い公共施設として屋上を避難場所として活用することを提案した。

LOCATION

田園風景に囲まれた玄関口

常総IC に近接しと国道294 号に沿った本敷地は、他地域から常総への玄関口となる場所だ。また、豊かな田園風景に囲まれ、筑波山を望み、常総きぬ川花火大会も楽しむことのできる風景が美しい恵まれた位置にある。 一方、鬼怒川と小貝川の二つの川に挟まれた氾濫原・谷底低地に位置し、過去にさまざまな規模の水害に苛まれてきた場所でもある。

DETAIL

  • 所在地 茨城県常総市三坂新田地内
  • 建築 パシフィックコンサルタンツ・蘆田暢人建築設計事務所設計共同企業体
  • 構造 山田憲明構造設計事務所
  • 設備 EOSplus
  • ランドスケープ スタジオゲンクマガイ
  • パブリックスペースデザイン SOCI

地形データの画像は『3Dカシミール』で作成 http://www.kashmir3d.com/ しています。